2007年07月25日
人間失格
旅公演の中休みに行って来ました。ポツドールの「人間
失格」。さらに触発されて太宰治の「人間失格」を読む。ポジティブという言葉には、社会に迎合するという意味があるんだと知った。
以下、原作の解説より
―現代において真に人間的に生きようとすれば、その人間は人間の資格を剥奪され、破滅せざるをえない―
―えらくなりたい、高められたい、立派になりたい、という上昇志向的モラルや感性は結果的に悪しき秩序に迎合し、それを強めるだけであり、そういう上昇志向によっては真の反逆は不可能―
同じく、中休みのあいだに観た「エクウス(馬)」を思い出した。正常という言葉も、社会が規定している。殆どの人間が「人間失格」の主人公にも、「エクウス(馬)」の主人公にもなり切れない。「人間
失格」の主人公の様に、何とかこの社会で生きてしまっている。会社を辞め、加速度的に社会から離れていっている自分を感じながらも、同じく僕はポジティブも正常も捨てきれない。真に人間的に生きたくて、この世界に入ったけれど、僕の目指す姿は、この道程の先は、現代社会では破滅だったということなんだろうか。ということは、僕の理想郷はその有無に関わらず、絶対にみることが出来ない。
しかし、そんな道程を突き進んだ人を何人か思い浮かべることができる。尊い人たちだと思っている。次回出演作の主人公ゾフィー・ショルも、そのひとりだろう。
あ。結局、宣伝になっちゃった。笑。
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